2021.07.29
AI-OCR RPA 知識

AI-OCRとは?

AI-OCRとは?

最近話題のAI-OCR。興味はあるけどよくわからない、という方もいらっしゃいますよね。今日はAI-OCRをご紹介します!

OCRとは?

そもそもOCRとはなんでしょうか?

OCRとは、Optical Character Recognition(オプティカル キャラクター レコグニション)、日本語で言うと「光学的文字認識」といいます。

データ化された画像やPDFの中の文字を自動的に読み取り、コンピュータで扱える文字データに変換する技術を指します。

これまで仕事でOCRを使ったことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

使ったことがある方は、当時の印象はどうでしたか?

もしかすると、「思ったより読み取れない」「お客さまの手書き書類が多い業務では使いにくい」などと思ってしまった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

実は、最近話題のAI-OCRは従来のOCRとはちょっと違うんです!

 

AI-OCRとは?

AI-OCRとはAI(人工知能)で学習する機能を備えたOCRです。

大量の文字データから文字の特長をディープラーニングすることで、癖のある手書き文字でも人間と同程度に読めるほど精度が向上しました。

またAIの搭載によって、従来のOCRでは難しかった様々なフォーマット、たとえばレシートにも対応できるようになりました。

つまり、これまでのOCRとはまったく別物といえる機能を持っているのです。

 

ツール紹介

今回は国内でも大きなシェアを誇るAI inside社のDX Suiteとファーストアカウンティング社の請求書Robota/領収書Robotaをご紹介します。

 

DX Suite

高精度の文字認識でAI-OCRの国内シェアトップを誇るツールです。

DX Suiteの特長はこの3つです。

 

・手書き文字の認識制度が高い

・定義設定が簡単

・LG-WANにも対応でき自治体も導入可能

 

DX Suiteは「Intelligent OCR」と呼ばれるAI搭載OCRを使用しています。

活字はもちろん手書きやPDFの文字まで、あらゆる帳票を高精度でデジタルデータ化できます。

また、DX Suiteは帳票の事前設定が必要ありません。

帳票を読み込ませると、自動で読取項目を取得します。

取得した項目から読取が必要な項目を選択するだけで、Intelligent OCRが文字を読み取ります。一度使った項目設定は保存できるので、同じフォーマットの帳票を大量に読み込むのに効率的です。

そして、LG-WANとよばれる行政専用ネットワークにも対応しているため、自治体での活用も見込めます。

 

<こんな人におすすめ>

手書きの定型帳票を読み取りたい

アンケート用紙などのチェックボックスも読み取りたい

トライアルメニューで検証してみたい

 

請求書Robota/領収書Robota

会計帳票に特化し、事前の項目定義なしで読取できる請求書Robota/領収書Robota。

特長はこの3つです。

 

・定義設定不要

・非定型フォーマットの読み込みが可能

・会計帳票に特化し、企業ロゴ読取、金額検算、印鑑の重なりに対応

 

請求書Robota/領収書Robotaは事前に帳票のフォーマットを定義する必要がありません。

請求書や領収書であれば、フォーマットにかかわらず読み取ることができます。コンビニのレシートや複写された領収書でも対応可能です。

さらに書面の背景に色や罫線がついているものでも精度を落とすことなく読み取れています。AIによる自動仕訳の精度も高く、簿記2級を持つ人間と同等レベルの仕訳ルールに対応できます。

 

<こんな人におすすめ>

領収書や請求書などの会計帳票処理を自動化したい

定義設定をせずにすぐに使いたい

 

読取精度はどれくらい?

ここまでご紹介してきたAI-OCR。いったいどれくらいの精度で読み取れるのでしょうか。

一般的にAI-OCRの読取精度は90%以上のものがほとんどで、人間が目で見て読めるものはほとんど読み取れるようになっています。

DX Suiteと請求書Robota/領収書Robotaはいずれも手書き・印字ともに対応できますので、読み取りたい帳票の種類によってツールを選ぶと良いでしょう。

たとえば、お客様に記入してもらった大量のアンケート用紙を読み取りたいならDX Suiteが合いそう、社内の請求書や領収書をまとめて処理したいなら請求書Robota/領収書Robotaが合いそうだと考えられます。ただし実際の帳票によって異なる場合もありますので、まずは自社の帳票で一度試してみると良いでしょう。

 

RPAとの連携

AI-OCRを単体で導入するだけでも人の作業は減らせますが、読取後の作業も自動化することで、単純作業の人的工数をゼロにしてしまうことも夢ではありません。

実際に弊社がご支援したお客様は、AI-OCRとRPAを組み合わせて導入することで、10人がかりだった業務を1人でできるようになりました!

毎月6,000件の依頼書の読取とシステム登録処理をAI-OCRとRPAで自動化!

DX Suiteも請求書Robota/領収書RobotaもRPAツールにデータ連携することができます。API連携、csv出力のいずれもできますので、開発担当者のスキルに合わせて選択することができます。

 

まずは試してみましょう!

いかがでしたか?

今回はAI-OCRの概要、そしてDX Suiteと請求書Robota/領収書Robotaをご紹介しました。

弊社ではこのほかにも、sweeepやABBYYも取り扱っています。

AI-OCRが気になったら、まずはお問い合わせください。貴社の業務に最も適したツールをご案内いたします。

 

また、AI-OCR×RPAの無料ハンズオンセミナーが好評開催中です。

セミナーでは、実際にツールの操作をしながらAI-OCRによる読取をご体感いただけます。

ぜひご参加ください。