【WinActor】今日の天気ページをピンポイントで開くーシナリオを作成してロボットを動かしてみよう②

～Webの基本操作～　WinActor ver.7

今回WinActorで作成するシナリオは、「Yahoo! Japan天気・災害」を起動して、特定の拠点を郵便番号から検索し、ピンポイント天気の今日の天気画面を開くというのものです。
IE操作と画像マッチングを使用していきます。

準備はよろしいでしょうか。それでは、作成していきましょう。

① IE(Internet Exploler)で「Yahoo! Japan 天気・災害」を開く

まずは、検索するための画面をIE(Internet Explorer)で開きます。

https://weather.yahoo.co.jp/weather/

フローチャート画面でライブラリータブの17_IE関連「URLを指定してIE起動」をドラック＆ドロップでメインのシナリオに入れます。

ノードをダブルクリックして設定画面を開きます。
先に起動している「Yahoo! Japan天気・災害」のURLをコピーして、URL指定欄に
“値⇒”の後に 「https://weather.yahoo.co.jp/weather/」を貼り付けます。
※手入力でも構いません。

何を実行しているノードなのか分かるように、コメント欄にノード名をコピーして残し、名前欄に実行内容を記入しましょう。
名前は「Yahoo! Japan天気・災害をIEで起動」とします。

更新ボタンを押したら設定完了です。

では試しに実行してみましょう。

開いているIEを閉じて、リボンにあるシナリオ実行ボタンを押してみて下さい。
「Yahoo! Japan天気・災害」ページがIEで開いたと思います。

② 検索窓に検索したい文言を入力する

続いて、拠点の天気を検索していきましょう。
検索窓に検索したい文言「地名・地図名・郵便番号」をいれるノードを作成します。

ライブラリの04_自動記録アクションから「文字列設定(IE)」をドラック＆ドロップでシナリオに追加します。
先程同様にダブルクリックしてプロパティを開き、名前を「郵便番号を入力」に変更し設定していきましょう。

① ウィンドウ識別名のボタンを押します。先ほど開いた「Yahoo! Japan天気・災害」画面上にマウスを動かすとターゲットが動きます。オレンジ色で画面の大外枠が囲まれ、ウィンドウが認識された状態で左クリックし選択します。
認識したウィンドウ名(「Yahoo! 天気・災害-天気予報/防災情報-Internet Explorer」)がプロパティに反映します。

② 対象コントロール指定ボタンを押します。同様にターゲットを動かし、検索窓を対象とします。

③ 設定値のタブから“値⇒”を選択し、拠点の郵便番号を入力します。
　例）郵便番号「1057305」(ハイフン抜き)東京都港区東新橋
　※「地名・地図名・郵便番号」の値が入力可能ですが、今回は郵便番号で行います。

④ 更新ボタンを押して、プロパティ設定は完了です。

③ 検索ボタンを押す

ライブラリの04_自動記録アクションから「クリック(IE)」をドラック＆ドロップでシナリオの「文字列設定(IE)」の下に追加しプロパティを設定します。
名前を「検索ボタンをクリック」に変更し、ウィンドウ識別名を設定します。対象コントロール指定は検索ボタンになります。
※ウィンドウ識別名は対象クリックで選択する方法と、既に取得したウィンドウ識別名であればタブから選択する方法があります。

更新ボタンを押して、ここまでのシナリオを実行してみましょう。

④ 対象ページを開く

シナリオ実行後のページから、市区町村名をクリックし、ピンポイント天気のページに遷移させ、対象ページ(ピンポイント天気の今日の天気画面)を開きます。
ノードより「画像マッチング」を選択し、シナリオにドラック＆ドロップします。
名前を「市区町村名を選択」に変更し、プロパティ設定をします。

①イメージ画像・ウィンドウ識別名を検索後の画面で選択する。
認識したウィンドウ名(「1057305の検索 – 検索結果 – Yahoo!天気・災害-Internet　Explorer」)

② ①の選択で取り込まれた画面の「市区町村名」をマウスの左ボタンでドラッグし、マッチングさせる画像範囲を赤枠で選択します。

③ 十字ボタンをクリックし、マッチングした画像から相対位置で操作する場所(今回は東京都港区)を確定させます。(青十字ポイント)

④ マッチ率を「80%」に変更します。

⑤ アクションをタブから「左ボタンクリック」を選択します。

　　

⑥ 更新ボタンを押して、プロパティ設定は完了です。

それでは実行してみましょう。

東京都＞東京(東京)＞港区　港区のピンポイント天気ページが開きました。

【エラー事例】
※WinActorの処理スピードが速く、Web画面の遷移が追い付かない場合エラーになるケースがありますが、実行スピードの変更やノード(「指定時間待機」など)の使用により解消させることが可能です。

 

いかがだったでしょうか。

今回のシナリオもシンプルで、IE操作も画像認識も思っていたより簡単だったと思います。
今回は紹介も含め最後のノードに「画像マッチング」を使用しましたが、「クリック(IE)」でもターゲットを取得する事が可能です。
また、ブラウザーにはIEを使用しましたが、Edgeの場合でもEdgeのIEモードを使用すれば今回のシナリオは動作します。
※WinActorは、Chrome・Firefox・Edgeなどのブラウザーにも対応しております。

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