- 2021.12.24
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RPA WinActor
【WinActor】サブルーチンを使ってみよう
RPAでシナリオを作成していると同じような処理が何度も登場することがありますよね。
WinActorでは、処理のまとまりをグループ化しコピーをすることで再利用できますが、修正する際にはグループひとつひとつを修正する必要があり手間がかかります。
そんなときはサブルーチン機能を使うのが便利です。
サブルーチンとは?
メインのシナリオとは別に作成することができる、特定の処理をまとめたシナリオです。
RPAのWinActorでは、特定の処理のまとまりをサブルーチングループというグループにまとめ、必要がある度にメインのシナリオから呼び出して使うことができます
メインのシナリオ
サブルーチングループ
※グループのコピーで作成する場合、グループに含まれるノード数 × グループの数のノードがあるため、メンテナンスが大変になる。
※サブルーチングループにすると、同じグループを何度も呼び出せる。
ノード数を抑えることでメンテナンスが容易になる。
繰り返し同じグループを呼び出すことはノードの数を減らすことにも繋がります。メンテナンスが簡単になるだけでなく、メインシナリオとは別のエリアにサブルーチンが表示されるのでシナリオの見た目もスッキリしますよ。
サブルーチンの使い方
①「サブルーチングループ」をメインシナリオの外側に配置します。この「サブルーチングループ」内に呼び出したい処理を作成します。
②「サブルーチングループ」のプロパティを開き、名称を設定します。
③ シナリオに「サブルーチン呼び出し」を配置します。
④「サブルーチン呼び出し」のプロパティを開き、サブルーチン名のプルダウンで②で作成したサブルーチングループ名を選択します。
これでサブルーチングループの作成と呼び出しが完了です。
変数の利用、シナリオとの受け渡し
サブルーチンはメインシナリオの外に配置しましたが、メインシナリオとサブルーチングループ間で変数を受け渡したり、指定の値を利用したりすることも可能です。
応用すれば呼び出し毎に処理する値を変えて使うことができます。
■ローカル変数
サブルーチンの中で独自に使える変数「ローカル変数」を設定することができます。
ローカル変数に指定された変数は、サブルーチン終了時に変数値がサブルーチンを開始した時の値に戻ります。
■引数
サブルーチン開始時、変数に指定の値を設定することができます。
※サブルーチン内で使用する変数に対して、設定欄が表示される。
■返り値
サブルーチンを途中終了させるノード「サブルーチン終了」を配置した際に、「サブルーチン呼び出し」で指定した変数に、指定した値を返すことができます。
変数の利用、シナリオとの受け渡し
サブルーチンの活用例として、実行ログを記録させる処理を紹介します。
前処理グループの最後とメイン処理グループの最後、さらに前処理でエラーが発生した際にログファイルにエラーを記録するシナリオです。
ログファイルへの書き込み処理をサブルーチングループにすることで、何度も同様の処理が行われます。
サブルーチン呼び出しの際には、ログ内容を引数に設定することで違った内容を記録させています。
のちにメンテナンスが必要になった場合を想像すると、サブルーチンに処理をまとめておくのが賢い選択と言えますね。
いかがでしたか?
今回はWinActorの便利機能「サブルーチン」についてご紹介しました。
ぜひ参考にしていただき、「サブルーチン」を活用してみてくださいね!
弊社ではWinActorの開発支援をはじめ、研修、保守サポートも対応しております。
少しでも気になった方はぜひ一度弊社にご相談ください。
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