2022.05.12
UiPath RPA

【UiPath】プロの小技~ロボットが動いていることを知らせる方法~

【UiPath】プロの小技~ロボットが動いていることを知らせる方法~

UiPathでロボットを作成して動かした際、画面に動きが無いと本当にロボットが動いているか分かりずらい、ということはありませんか?

今回は、UiPathのロボットが動いていることを、ロボットを止めずに知らせる方法をご紹介します。

1.ツールチップ アクティビティ

「ツールチップ」アクティビティとは、タイトルとテキストのあるポップアップを一定時間指定した UI 要素に表示をすることができるアクティビティです。

ポップアップを表示したいUI要素を画面上で指定することで、任意の場所にポップアップを表示させられます。

プロパティ内に設定が必須の項目に値を設定すると、アクティビティの使用が可能になります。

■タイマー

ポップアップを表示する時間を指定します。表示する時間はミリ秒単位で設定し、10秒表示したい場合には、「10000」と入力します。

■コンテンツ

ポップアップの本文を設定します。

■タイトル

ポップアップのタイトルを設定します。

UI要素を指定し、ポップアップを表示すると以下のようになります。

ポップアップは、タイマーの項目で設定した時間が経過するか、OKボタンをクリックするまで表示されます。
本文に繰り返しの処理回数などを設定すれば、何回目の処理かなど一目でわかるようになります。

2.メモ帳の活用

メモ帳を立ち上げておいて、ロボットを実行した際に、実行開始したことをメモ帳に記載する方法です。

【活用例】

●「アプリケーションを使用」アクティビティを使用する

アプリケーションパスの項目に、使用したいアプリケーションのファイルパスを設定することで、アプリケーションを起動することができます。
また、実行シーケンス内にアクティビティを配置することで、起動したアプリケーションに対してアクティビティを実行できます。

今回はアプリケーションパスの項目にメモ帳のファイルパスを設定し、実行シーケンス内に「代入」アクティビティと「テキストを設定」アクティビティを配置します。

実行すると以下のようになります。

このテキストファイルを保存すれば、履歴として残すことも可能です。

 

いかがでしたか?

今回はUiPathのロボットが動いていることを知らせる方法を2つほどご紹介しました。

「ツールチップ」アクティビティや、「アプリケーションを使用」アクティビティでメモ帳を使用することで、実行したロボットが正常に動作しているかを、ロボットを止めることなく確認することができます。また、正常に動作していることだけでなく、今どんな処理をしているのか、何回目の処理なのか、といったより詳細な処理の状況も知ることができます。

使用者に分かりやすいロボットを作成するためにも、ぜひこれらの方法を覚えておきましょう。