2019.01.10
RPA ロボット作成 WinActor

ロボットを作ろう!~表データ読み込みとExcel転記(前編)~WinActor④

ロボットを作ろう!~表データ読み込みとExcel転記(前編)~WinActor④

今回はWEBから表情報を取得し、CSVに転記するシナリオについて、2回に分けて解説したいと思います!

表情報って何?

名前のとおり、WEBに載っている表のことです。

今回は、毎日内容が変わる気象庁サイトのアメダス情報をWinActorで取得して、

CSVに名前をつけて保存してみましょう!

シナリオの完成図はこちらです。

 

【シナリオ完成図】

 

シナリオ作成の前に、以下を事前に準備しましょう。

  • 空のCSVファイル(デスクトップに作りましょう)
  • CSVファイルの絶対パス
  • 保存用ファイルの絶対パス
  • メモ帳
  • 気象庁のサイトURL(今回はアメダス(東京)を使用します)

URL:http://www.jma.go.jp/jp/amedas_h/today-44132.html?areaCode=000&groupCode=30

絶対パスは上記の方法で確認できます。

 

【保存用ファイルの絶対パス作成方法】

先ほど作成した「テスト用CSV絶対パス」編集

(例)

【変更前】C:\Users\※※※※\Desktop\テスト.csv【変更後】C:\Users\※※※※\Desktop\テスト結果

  • テスト用CSV絶対パス
  • 保存用ファイルの絶対パス

双方メモに保存して下さい。

今回、情報を変えたCSVは名前を変えて保存します。
さきほど取得した絶対パスと保存用ファイルの絶対パスの
2つを事前にメモ帳に保存しておきましょう。

今回取得する表は、気象庁サイト内にあるアメダスの表です。

URLから遷移すると、検索時点の東京のアメダス情報が出てきます。
図と同じ画面を立ち上げて下さい。

※以下をたどっても遷移できます。

ホーム>防災情報>気象に関する観測情報>アメダス(表形式)

事前準備は以上です。

では早速シナリオ作成に入りましょう。
先に必要な変数を作成します。

【作成する変数】

  • 実行結果
  • 保存用絶対パス
  • 結果
  • 取得結果

上記4点です。

変数一覧の変数追加ボタンを押して入力して下さい。
保存絶対パスにのみ初期値に先ほど作成した「保存用ファイルの絶対パス」を入力して下さい。

 

次は、検索ボタンを押すノードを作成します。

気象庁のページアクセスのため、「URL指定してIE起動」ノードを使用します。

ライブラリ>17_IE関連>03_テキスト取得>「URLを指定してIE起動」

のノードを選択してください。

ダブルクリックしてプロパティ設定をします。

「値⇒」の右に、アメダスのリンクを入力してください。

http://www.jma.go.jp/jp/amedas_h/today-44132.html?areaCode=000&groupCode=30

リンク先のページを読み込むのに時間がかかる場合があるので、少しWinActorが待っていられるように「ウィンドウ状態待機」を挿入しましょう。

ノード>アクション>「ウィンドウ状態待機」

のノードを選択してください。

ダブルクリックしてプロパティ設定をします。

「取得結果」の項目のプルダウンから「結果」を選択してください。

次に「ウィンドウ識別名」のターゲットボタンを押下して、読み込み対象となる
気象庁のサイトのタイトルバーをクリックしてください。

気象庁のサイトがターゲットされます。

この2点を設定したら「OK」ボタンを押下してください。

「ウィンドウ状態待機ボックス」は、先ほど作成した「URLを指定してIE起動」の下に
配置します。

これでアメダスのページに遷移して読み込み完了するところまでのシナリオが
できました!

前編はここまで。続きは後編でご紹介します!